ZapierでSNSとWordPressの連携をやってみた

ZapierでSNSとWordPressの連携をやってみた

チェリッシュ2号(嫁)です。
突然ですが、このブログ環境を整えたのは私です。

私はWeb制作の仕事をやっており、WordPressでブログをやりたいという旦那のムチャな希望を叶えるべく、サーバーの用意からWordPressのインストールまでひと通りやりました。
しかし、仕事で利用したことがあるのはMovableTypeばかりでWordPressを扱ったことがなく、きちんと設置するのに色々つまずいたのですが

色々の部分の詳細は備忘録として後日記事にしたいと思います。
今回は、つまずいたひとつの事件として、TwitterFacebookへの自動投稿について書きます。

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ことの発端はSNSとの連携

旦那「ブログ記事を投稿したらTwitterFacebookに自動投稿したい。」
ということで、最初はWordPress.com公式プラグインのJetpackでやろうとしていたのですが、SNS連携のほかにサイト統計情報がみれたりセキュリティ対策があったりと高機能すぎるがゆえに、めちゃくちゃ重いのです。
重すぎてWordPressのダッシュボードにさえ入れなくなるぐらいです。
今回はSNSに投稿できればいいので、投稿する機能だけのシンプルなプラグインを探しなおしました。

自動投稿プラグインを発見!しかしFacebookの仕様変更で使えない

NextScripts: Social Networks Auto-Poster」というプラグインを発見し設定しました。
が、Facebook側の仕様変更が原因で利用できなくなっているようです。

New Facebook Platform Product Changes and Policy Updates
https://developers.facebook.com/ads/blog/post/2018/04/24/platform-product-changes/

googleFacebookなどのサービスの仕様変更で今まで出来ていたことが出来なくなることはよくある話ですが、これはイタイ。

一体何が起きているのかというと
2018424日よりFacebookに自動投稿するために必要な権限「publish_actions」が廃止となり、Facebookに投稿する場合はFacebookが提供しているダイアログを使わなければならない。つまり手動でシェアするしかないということです。
また、この権限が現在利用できているものについても、81日より後は使えなくなるそうです。
恐らく他のプラグインを見つけてきたとしても、使えない可能性が高いのです。
Facebookが拒否しちゃうのであれば、もうお手上げです。

旦那にFacebookの自動投稿は諦めてもらうよう告げると、ご機嫌ななめに。
だって仕方ないじゃない。Jetpackは重くて使えないし

救世主!?Zapier(ザピエル)というサービスを発見

ただ出来ないというのも何となく悔しいし、夫婦間の空気も淀み始めていたので、プラグインでではなく外部サービスを利用して何とかならないかと調べていると、Zapierというサービスを発見しました。

どのようなサービスかというと、複数のWebサービスを連携させてタスクを自動的に処理してくれるアメリカ産のサービスです。
Zapierで利用できるWebサービスは1000以上もあるようで、TwitterFacebookWordPressはもちろんGmailInstagramなど、さまざまなサービスを利用することができます。
5つのZaps、月に100までのタスクなら無料で利用できます。

今回はWordPressで記事が公開されたらTwitterFacebookへ更新情報を投稿されるというタスクなので、月100も使わないと思うので、無料プランで十分です。

実際にZapierを使ってみる

1, Zapierのアカウントを作成しログインする

まずはアカウントを作るところからです。
Zapier専用でアカウントを作ることもできますが、今回はGoogleアカウントでログインしました。

ログイン後Homeページへアクセスします。

2, HomeからZapを登録する

プルダウンで利用したいサービスを選択します。
今回はWordPressをトリガーにしてTwitterへ投稿したいので、左側は「WordPress」を右側は「Twitter」を選択します。

3, どんな時に動作させるかを選択する

上記の操作をすると「When this happens…」というエリアが表示されるので、それぞれのアプリケーションでの動作を選択します。
今回はWordPressに新規投稿があった場合Twitterに投稿されるというZapを登録したいので、左側は「New Post」右側は「Create Tweet」を選択します。

全部選択するとこんな感じになります。
「Make a Zap!」をクリックして次へ進みます。

以下の画面へ遷移するので、「Use this Zap」をクリックして詳細設定をします。

4, WordPress側のトリガー詳細を設定

以下の画面に遷移するので、「Continue」をクリックします。

WordPressのアカウントと接続します。
すでにWordPressと接続してしまっているので、以下の画面ではアカウントが表示されていますが、追加する場合は「Conecct an Account」からアカウントを追加してください。
アカウントが登録できたら「Continue」をクリックします。

次の画面では新規投稿時の挙動を登録します。
今回はPost Statusに「公開済み」Post Typeに「投稿」を設定しました。

完了したら「Continue」をクリックします。

最終確認がでるので、さらに「Fetch & Continue」をクリック

これでWordPressのトリガー設定が完了しました。
次にTwitterの設定へうつるので、「Continue」をクリックします。

5, Twitter側の挙動の詳細を設定

次にWordPressのトリガーに対してTwitter側の挙動の詳細を設定します。
以下の画面へ遷移するので「Continue」をクリックします。

Twitterのアカウントと接続します。
WordPressの時と同様にすでにTwitterと接続してしまっているので、以下の画面ではアカウントが表示されていますが、追加する場合は「Conecct an Account」からアカウントを追加してください。
アカウントが登録できたら「Continue」をクリックします。

Tweet内容を設定します。
赤枠で囲まれているところをクリックすると、プルダウンが出てきて投稿する内容を選択できます。

こんな感じで、投稿タイトルやURLなどが選択できます。

今回は「Post Title」と「Link」を設定しました。
例を表示してくれるので、どんなTweetになるのかイメージできます。
内容がOKなら「Continue」をクリックします。

Twtterへの投稿テスト画面が表示されます。
テストが必要であれば「Send Test To Twitter」をクリック、必要なければ「Skip Test」をクリックします。

これで設定完了です。

5分ごとにWordPressに新規投稿がないかチェックして、新規投稿があったらTwitterにPostしてくれるようですね。

上記の説明ではWordPress→Twitterのみですが、実際の運用ではこの設定にプラスFacebookも追加しております。


【2018年9月1日追記】
上記のような3つ以上のサービスを連携するには有料プランにアップグレードする必要がありました。
無料プランの場合は2つのサービス連携までなので、現在はWordPress→Facebook、WordPress→Twitterの二つのZapsで運用しています。

実際にやってみての感想

最初は英語サイトで戸惑いましたがインターフェースがわかりやすく、とても簡単に設定できました。
何かプログラムを書くわけでもなく、GUIで操作して設定できるのはとてもありがたいです。
今の所ちゃんと動いており、旦那も満足しているようです。

他にも色々できるようなので、もう少し色々いじってみたいと思います。

この投稿をするため、更に色々調べていたら同じようなもので「IFTTT(イフト)」というのもあるんですね。
こちらは完全無料でスマホアプリもあるようです。

こちらも今度余裕があるときにさわってみようと思います。

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