我が家の貯蓄方法について。自分年金を作ろう
- 2018.09.02
- 貯蓄、投資、節約

我が家は共働きです。
奥さんは産休中ですが、今時らしい「働き方改革」の進んでいる会社に勤務しており、テレワークによる完全在宅勤務が認められています。
二人のお給料の管理は私が行なっています。
ですが、私は元々散財家だったのでどうやってお金を管理しようか初めは悩みました。
結局今の方法にたどり着いていますが、これが最適解がどうかはわかりません。
これから貯蓄をしよう、もしくは見直そうと考えている方々の参考になればと思い、記事にします。
原則、お金は手元に置かない
原則として、貯蓄する事を考える時にいかに自分の手元から遠くに置くかを考えています。
銀行の定期預金でも、財形貯蓄でも投資でも、とにかく衝動的に使ってしまわない仕組みで本人の意思に関わらず貯金されるような仕組みを作ります。
具体的には以下のようなことを行います。
- 財形貯蓄(一般財形、年金財形、住宅財形)
- 投資信託(つみたてNISA等)
- 口座を振り分けし、暗証番号情報は奥さんに渡す。(お互いの情報が無いと使用できない)
- 奥さん名義の口座に振り込む(相互に監視される)
また、極力ATMで現金を下ろす行為も減らしています。
まだ20代の頃はそれこそ一万円単位でATMでお金を下ろしたりしましたが、手数料以上に「お金を下ろせば使える」というマインドが刷り込まれて、なぜかお金が減っていきます。
基本はカード支払いか電子マネー支払いにして、それをマネーフォワード等を利用して管理した方が、結果支払いがショートしたりせずに済むものです。
私の場合は月初に2〜3万円を下ろしたら、月末までお金が残っている事が多いです。会社の飲み会の割り勘などで、どうしても現金支払いの場合があるため、追加が必要な場合もありますが。
その分ほとんどの支払いをカードにしているので、月末のカード支払いにはビクビクします。
いつまでに・何に・いくら必要なのか、概算でも目標設定する
貯蓄をしていく上で、「いつまでに・何に・いくら」使うのかを設定することは大事です。
目標金額が決まっていれば貯蓄年数で割り算する事で月間の貯蓄額、ボーナスも貯蓄するならその金額まで計算できるからです。
例えば5年後に家を買おうと考えて、頭金を400万用意しようと思えば、以下のようになりますね。
400万円 ➗ (5年 × 12ヶ月) ≒ 6.67万円
月間約7万円貯蓄しておけば目標達成する事ができます。無理なら家を買うのをもう少し後にするなり、ローンの計算をし直すなりすれば良いです。私はハウスメーカーやファイナンシャルプランナーではないので、頭金の妥当性等はわかりませんが、考え方の整理として上記のような事をいつも考えています。
なのでいつも頭の中は上記の割り算で一杯です。
口座を用途別に分ける
先程も書きましたが、私はとにかくお金を手元に置かないようにしています。
当たり前ですが、それでもまとまったお金を使う時は出てきます。
その際、いくらまで使って良いか迷わないように用途別に口座を分けるようにしています。
具体的には以下のようになります。汚い図で申し訳ないです。
第一段階として、毎月の振り込まれたお給料が以下の口座に振り分けられます。
1.メイン口座
生活費の引き落としを行なっています。食費から通信費からカーシェア代金から全部落ちるので、毎月結構な金額が引き落としされています。平均すると20万前後かと思います。二人のお給料から予め取り決めた金額をこのメイン口座に振り込みます。
2.お小遣い(私、奥さん)
それぞれが自由に使って良いお金になります。メイン口座に毎月入る金額の概ね10%程度がお小遣いになります。
3.一般財形
毎月一定額を給料から天引きする仕組みで引き落とししてもらいます。一般財形貯蓄は引出す際に会社に申請を行わないと引き落とせません。そのため、引き出そうにも簡単には引き出せなくなります。
私は年に1回この一般財形で貯蓄したものを後述する自分年金に移動させるようにしています。
4.住宅財形
住宅財形は用途まで特定されていることから、より引き出しが困難になります。全解約するか家の補修等で利用しない限り、財形を使うメリットが享受できません。
厳密にいえば住宅財形も住宅以外で利用することは可能です。その際には優遇された金利分を返納する必要が出てきます。とはいえ、この低金利時代に優遇された金利は大したものではありません。年間数百円もあれば良い方でしょう。
大事なことは「めんどくさいからお金を出したく無い」と自分で思える事だと思います。
5.ideco
国策には乗るべきです。企業向けDC、もしくはidecoを利用していない方は直ぐにでも検討するべきです。
私も上記を利用しています。投資益に通常発生する税率20%が非課税になる上、貯蓄した分が収入と見なされないというダブルで優遇を受けるサービスです。
その分、銘柄選びは吟味した方が良いでしょう。私はS&P500連動型の投資信託をオススメしますが、話すと記事が長くなりそうなので、別にしたいと思います。この辺はネットでも様々なサイトがありますね。
一つ言えるのは、(ちゃんとした)投資信託を2012年から買っていますが、少額投資でも確実に資産形成できています。
メイン口座からは更に月末に各口座に自動振り込みされます。
6.旅行用口座
これはもう完全に遊び用口座です。年に1回くらいは贅沢して旅行にでも行けたらいいね。と奥さんと話し合って貯蓄をはじめました。月に1.5万円ほど貯金しています。
今年は奥さんが妊娠していたので、遠出はせずに函館、ニセコと車で旅行してきました。それでも個室温泉旅館でまったりする事ができて満足です。
1ヶ月の給料やボーナスをあてにするのではなく、用途を決めておいて貯めてから使う癖がつきました。
7.子供用口座
息子の妊娠がわかって作った口座です。月に1万円ほど貯金しています。
主に息子の教育用に利用する予定の口座です。
出産のお祝い金や、ボーナスの一部もこちらに貯金しています。目標金額は400万円です。
この口座では大学進学等までは考えてはおらず、成長に応じて利用するので貯蓄額が大きく変動することは想定しています。せいぜい400万円溜まってくれれば、他への貯蓄も考えようか、というところです。
8.生活待機口座
こちらは急に仕事ができなくなった時や何か急な出費が発生した場合の備えとしての口座です。
200万円を黄色信号と考えて、金額を割らないように貯蓄をしています。
正に今が奥さんが産休で仕事ができなくなっている状態なので、こちらの貯金を切り崩しながら生活しています。
ただし、順調に保育園に来年の4月に入園する事ができることが出来て、予定通り復職する事ができれば200万円を割込まずにいられる予定でいます。
9.積立NISA
こちらも国策です。つみたてNISAも運用益にかかる20%の税金が非課税になる良いサービスです。ただし所得税に対するメリットはないので、優先するのはidecoでしょう。
積立NISAは年間40万円を上限に投資をする事ができ、20年間利用する事ができる制度です。
40万円を20年間運用すると800万円です。これを仮に年間3%の複利で計算すると1005万円です。運用益は205万円となります。通常であればこの運用益の20%にあたる41万円が税金として徴収されます。
複利計算はこちらを参考にして下さい。
年利3%というのは投資では相当硬い方に入ると思います。銘柄選びしたいではもっと運用益が伸びる可能性もあります。
こちらは最低10年は運用し、相場の良いタイミングで現金化して息子の進学資金に充てるか、自分年金として利用する予定でいます。
10.自分年金
私たちの年代が年金をもらえるまで、果たして年金がもらえるでしょうか。非常に不安です。
いくらもらえるかはわかりませんが、年金だけでお金が余ってしょうがない、という状況は無いでしょう。
ならば自分で作れば良い、と自分年金を今から作っています。
先程記述した一般財形とボーナスを使って、年に1回10,000ドルのドルを買って米国株をETFで購入しています。
ETFとは何かというお話も別途出来ればと思いますが、要するに株です。
10,000ドル分の株を購入し、配当金を得ています。得られた配当金は更に翌年株を購入する時に使用します。繰り返す事で雪だるま式に配当が増えていきます。
とは言え、配当は全体の2〜3%程度なので地道な作業になりますが、将来的に年間数十万の不労所得を得ようとしています。
【まとめ】お金の不安から早く解放されよう
まとまりが無く申し訳ありませんが、こんな感じで我が家では貯金をしています。
この運用にしてよかったのは、躊躇なくお金を使う事ができるようになった事です。
今回出産に際してもお金を使う機会はありましたが、あらかじめ用途が決まっている範囲だったので躊躇なくお金を使う事ができました。
次のお金を大きく使う大きなライフイベントは家の購入でしょうか。
その時は退職を見据えたライフプランが今よりも具体的に描けていると良いと思い、日夜勉強しております。
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