怒りもマネジメントする時代。「アンガーマネジメント」で仕事・夫婦生活を円満にする方法

怒りもマネジメントする時代。「アンガーマネジメント」で仕事・夫婦生活を円満にする方法

チェリッシュ1号です。

 

最近は日曜日のAMは息子と二人旅をする時間にしています。

それなりに息子も大きくなってきたので、奥さんの一人自由時間があればと思い、始めてみました。

奥さんはちょっと戸惑い気味ですが、上手く使って息抜きしてもらえれば良いなと。

 

さて、話は変わりますが、日々ストレス、イライラ、たまりませんか?

私は溜まります。

仕事・育児・色々理由はあるでしょう。

 

そして、私は短気です。

私自身も自覚があるのですが、昨今のコロナ事情も手伝ってか、イライラが止まらない時がありました。(笑)

 

こんな時は人の知識に頼ろうとポチったのがこちら、安藤俊介著「アンガーマネジメント入門」です。

 

 

個人的には面白いと思っているので、記事でご紹介させていただきます。

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「アンガーマネジメント」とは何か

アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで始まったマネジメント手法です。

 

日本では上記安藤さんが持ち込んで2010年くらいから使われる様になった言葉の様ですね。

 ※安藤さんは「日本アンガーマネジメント協会」の立ち上げに携わったそうです。

 

本格的な流行り言葉になったのは2016年くらいかなと私は感じています。

そういえば書店に行けば、「●●で怒らないようにする」等の本が並ぶ様になったのはこの頃からかな、と。

 

アンガーマネジメントは怒りの感情を無くす、というものではありません。

喜怒哀楽は人の基本的な感情なので、無くなる筈もありません。

 

ただし、「あぁ、なんであの時怒ってしまったのだろう」といった様な、怒った結果自分が損をしている事もあると思います。

その様な結果にならない様、怒りをコントロールして、具体的な行動、言動に移して、怒りに「振り回される」ことを減らす営みです。

 

怒りのメカニズム、とは

突然怒る事を、良く「キレる」と言います。

しかし本書によると、人間は突然反射的に怒る事はないそうです。

 

人間は怒るまでに必ずいくつかの段階を踏んでいるそうです。(時間にすると一瞬かもしれませんが)

この段階を理解することでいざ自分が怒りそうになった時、自分がどの段階で怒ろうとしているのかがわかり、対策も打てるということの様です。

また、本書では人は他人に「怒らされる」のではなく、自分から「怒る」ことを選んでいるとされています。

段階の中で「これから怒りますか?」という選択肢があるということです。

 

普段生活していると、大体怒っている原因は他人にあると思いがちですが、やり方次第では自分で怒ることを辞めるということもアンガーマネジメントでは可能だとされています。

 

本書では、上記を自己分析する手法やツールが紹介されています。

 

衝動的な怒りへの対処方法

さっきと真逆のことを言いますが、それでもやっぱり「キレ」ますよね(笑)

 

全部書くとネタバレなので、そんな衝動的な怒りへの対処法の1つをお知らせします。

簡単なので実践してみました。

 

【方法】

・キレそうになったら、何も言わず数字を英語で数字を100から1つずつ減らして数えてください。(頭の中でOK)

 

「ディレイテクニック」と言うそうです。

正直中身は何でもよくて、怒っている事柄から目線を外すことで怒っている事を客観視できるというものです。

 

ちょっとバカバカしいのですが、実際に職場で発生した時に喫煙所でやってみました。

 

無言で数字を数えるサラリーマン

 

手の血の気が徐々に引いていくのがわかりました。

また、なんでこんな事で怒ってたの?という気になり、仕事に戻る事ができました。

案外冷静になってみると、怒る程の事でもなかったなと思うこともあるものです。

 

ちなみに今回の怒ったネタは、定時に退社できると思った定時直後の退社準備時に、上司から予告のない残業を言い渡された、でした。

 

・・・・怒っても良かった?(笑)

 

やっぱりブチキレてよかったのだろうか・・・。

怒りの矯正方法

先ほど怒るためには段階(プロセス)があると言いましたが、怒りの段階(レベル)もあるそうです。

 

昔の芸人で「俺を怒らせたら大したもんだ」とかいう芸人がいましたが、彼もアンガーマネジメントを学んでいたのでしょう。

怒り許容レベルが高かったのでしょうね。(笑)

 

さて、怒りのマネジメントをする上では、自分が何で怒るかを分析する必要があると本書では記載されてあります。

人によって怒る価値観は違う筈で、これを本書では「コアビリーフ」と呼んでいます。

 

このコアビリーフが人とあまりにも違う(歪んでいる)といわゆる「キレやすい人」になってしまうそうです。

 

価値観の話なのでしっかり自己分析する必要があり、いくつかのツールを本書では紹介されています。

内容はネタバレになってしまうので紹介は割愛しますが、時間を作って私も取り組んでみようと思っています。

 

【まとめ】基本的にはキレない方が幸せ

新入社員の時に、上司に「キレたら負けだ」と諭された事があります。

その時は「負け犬根性が」と心の中で思っていたものです。 

 

あれから時間がたちましたが、怒りの感情の全てが無駄だとは思いません。

怒った感情は場合によっては、悔しさや負けず嫌いが生まれ、それは次へのモチベーションにもつながると思います。

ただし、ほとんどの場合怒った感情を相手に向けて良い事はありません。

心の内に秘めておけば良いのかな、と。

 

また、「勝ち負け」のない家庭内においては怒りは余分なものだと改めて思います。

でもイライラする半分は家庭内だったりするわけで、ここはアンガーマネジメントを取り入れる価値が大いにあります。

 

夫婦で本書を呼んで、ネタ半分でディレイテクニックをやって楽しんでいます。

「・・・・one hundred(100)、ninety-nine(99)、ninety-eight(98)」

 

夫婦が円満にいるために、怒らない様に工夫・努力しているという共有にも良いかもしれません。

それではまた!

 

 

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